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第15回 十勝24時間レース
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ところで"レースアナウンサー"という職業は、日本でもプロと呼べる人は数えるほどしかいないでしょう。そんな"ちょっと特別な仕事"をしているピエールさんに、ここに至るまでの歩みをお聞きしました。


「僕は子供の頃からのレース好きだったんですが、これが今の自分にとってベースになっています。
サーキットには小さい頃から足を運んでいたのですが、学生を卒業して就職するとモータースポーツとの関係はより深まりました。
趣味でゴーカートをやったり、時にはレースオフィシャルをしたり。
そうしているうちに、仲間うちでレースをやった時にたまたまマイクを渡されて、選手紹介や実況の真似事をやったのが今に至るきっかけです。」


たまたま渡された一本のマイクが人生を変えたとも言える歩み。
アナウンサーを目指して学校に通った、というようなことは無かったのでしょうか?



「いえいえ、そういうことは全然無いんですよ(笑)
ほんと、たまたまマイクを渡されたのがきっかけだったのですが、そこで自分自身の中で"目覚めちゃった"んでしょうね(笑)。
知っている仲間が参戦しているレースだったので喋るネタは豊富にありましたし、元々レースは声を張り上げて観戦するようなタイプだったので、性に合っていたんだと思います。
地元のゴーカートの草レースから始めて、『これは自分に向いている仕事じゃないか』と思うようになって、意を決してサラリーマンを辞めました。
この仕事がカタチになるのか、3年やってみようと思って、本格的にこの世界に入りました。」



参加者、そしてオフィシャルとしてもモータースポーツ経験を持つだけに、レース実況という特殊なアナウンスでは知識と経験を活かした"喋り"で人気を集めているピエール北川さん。
もちろんただ喋るだけではなく、取材活動を通じて色々な情報収集にも余念がありません。



「レースアナウンサーとしてサーキットに入ると、金曜日の練習走行では実務的な打ち合わせのほかに時間のある限りは取材活動をしています。
そして通常の大会では土曜日が予選なので、お客さんが来られるこの日から実況につきます。
放送席では順位やラップタイムが表示されるモニターを見たり、レースの状況などが伝えられる無線を聞いて、今何が起きているのかを把握していきます。
そして個々の選手やチームについてのプロフィールや、前日の取材を通じて得られた表情などの内容も含めて、お客さんに情報をお伝えしていきます。」


レースアナウンサーはとにかく忙しい。
サーキットというフィールドはとても広いために、視界の中で全てを把握することは困難。ゆえに自分の目で見えることのほかにも、飛び込んでくる色々な情報を分析する能力も必要とされるのです。



「そうですね〜、実況をやっていると500kmくらいのレースは"あっと言う間"であってほしいんですが・・・(笑)。
というのは、レースの内容によって喋りもかなり変わってくるものなんです。
『今日のレースは単調だな〜、いったい何を喋ろうか?』というようなこともあれば、それこそ引っ切り無しに何かが起こる、というような展開の時もあります。
例えば去年のスーパー耐久最終戦・ツインリンクもてぎなんかは大変でしたね。雨が降って、最終的には赤旗中断でレースが終了してしまったのですが、あんなレースばかり続くとレースアナウンサーとしては体力的に辛いですね。
また、オフィシャルアナウンサーだからいい加減なことは言えません。規則もしっかり把握しておく必要があるので、その点にも気をつけています。」
 
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