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今年のスーパー耐久シリーズは例年よりやや遅めの4月下旬に開幕戦を迎えた。舞台は仙台。
この仙台ラウンドを皮切りに、大型連休をはさんで第2戦は5月中旬に鈴鹿、そしてその2週間後に山口県のMINEで第3戦が開催された。
非常にタイトなスケジュールで序盤3戦を戦ってきたわけだが、今年は5つのクラス全てで近年稀にみる激戦が繰りひろげられている。 |
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ポルシェとフェアレディZが参戦するST1クラスは、タイヤメーカー同士が熾烈な戦いを展開。
開幕戦は昨年の王者「No1 FALKEN☆PORSCHE」が制したが、第2戦と第3戦で「No25 ADVAN DENAG GT3」が連勝、シリーズ争いで一歩リード。
しかし、FALKENは十勝24時間を二年連続で制している強豪チームだけに、三年連続制覇なるか注目が集まっている。 |
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プロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)などでも宿命のライバル関係にある三菱ランサーとスバルインプレッサが鎬を削り合うクラス。
ここまで「No11オーリンズランサーEVO IX」が開幕三連勝を飾ってシリーズトップ。
しかし対する「No2 FUJITSUBO hpi IMPREZA」も3戦連続で2位を獲得して追従中。
また、ランサー勢では十勝24時間に強い「No20 RSオガワADVANランサー」の存在も忘れることはできない。 |
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最も参加車種のバラエティが豊かなST3クラス。
開幕戦はBMW M3が制したが、第2戦、第3戦はフェアレディZが連勝。さらにホンダNSXやマツダRX-7、BMW M3、今期からST3クラスに移行してきたホンダS2000を加えたデッドヒートが繰りひろげられてきた。
FF、FR、MRと駆動方式/エンジンレイアウトを見ても違いの多い各車種、それぞれのキャラクターを活かした走りと戦略をチェックしよう。
なお、この十勝24時間レースから、ホンダS2000については所属クラスをST3クラスからST5クラスに移行させることも検討されている。 |
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今期、開幕から3戦全てで優勝チームが異なる超激戦区のST4クラス。台数的に昨年よりも減少し、インテグラ単独車種のみの参加だが、少数精鋭が面白い勝負を見せている。
中でも開幕戦を制した「No18コスモソニック21 FKインテグラ」と第3戦を制した「No73ロイヤルハウス YH・ランナップDC5」はともに長くスーパー耐久に参戦してきた中で、嬉しい初優勝を飾り上り調子。
過去には他クラスの主力マシンがトラブルに襲われる中で、このクラスに属する小排気量車が総合上位に躍進したこともある十勝24時間だけに、目の離せないクラスである。 |
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今期全てのレースで超接近戦による優勝争いが展開されているST5クラス。
ベテランと若手のドライバーがコンビを組んで、実戦を通じた若手のスキルアップを目指すドライバー育成の場としても注目されている。
3戦を終えてのシリーズリーダーは開幕戦と第2戦を制した「No37 ARTA F.O.S アルテッツァ」。
このマシンを筆頭にアルテッツァ勢が上位争いを繰りひろげているが、もう一車種ホンダインテグラも参戦しており、車種間バトルも堪能出来る。 |