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第15回 十勝24時間レース
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2007年のスーパー耐久
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PROFILE
■古橋  譲 選手
ラリーへの参加を続けていたが、サーキットレースに転向してスーパー耐久の前身であるN1耐久シリーズに参戦。
シビックやインテグラ、NSXなどのホンダ車で参戦を続け、2007年に現行型シビックのデビューイヤー・チャンピオンを獲得した。
−今年で15回連続十勝24時間レース参戦になりますが。

古橋選手 :
"皆勤賞"ということで何がもらえるのかな?(笑)
十勝といえば、カレーの缶詰があるけれど、あれはチームのみんなで分けられるからいいね。
 
−十勝24時間レースの思い出は?

古橋選手 :
自分で参戦したことはないのですがスパ-フランコルシャン24時間レースの現場などには行ったことがあったので、十勝で24時間レースをやるとなったときには「長丁場の大変な戦い」になると予想して臨みました。
第1回大会(1994年)にはEG型シビックで出場しましたが、計測が止まっちゃって大変でしたよね。ウチはてっきり勝ったものだと思っていたのですが・・・(笑)。
最初は24時間レースについて分からない部分もあったので、とにかく「行くしかないから行っちゃえ」という感じで、ペース配分もなにもなくて最初から"イケイケどんどん"で戦いました。全体のペースをウチが乱していたのかもしれませんね。
 
−参戦を重ねることで戦い方も変わってきた面がありますか?
 
古橋選手 :
第1回は「イケイケどんどん」で戦いましたが、やはりそれは無謀だったということで次からは戦い方を変えました。しかし近年はクルマのポテンシャルが向上しているので、だんだんスプリント色が濃くなっていてきている感じがしています。
その中では夜中になると涼しくなってタイヤのパフォーマンスも引き出しやすくなってタイムが上がるので、夜中が決着をつけるためのひとつの"勝負どころ"かもしれませんね。
 
−古橋選手はこれまで、色々なホンダ車で参戦していますが。
 
古橋選手 :
EG型シビックに始まり、DC2型インテグラやNSX、そして昨年からはFD2型シビックです。
24時間レースにはEG型のシビックが一番向いていたかもしれません。なにしろ軽くて燃費が良いので、1スティントが2時間40分くらいでしたらか。
それがNSXになると2時間くらいになりました。
 
−それぞれのベース車両の特性も、戦う上ではとても重要?
 
古橋選手 :
今のシビックは昨年、実際には24時間でどこまで走れるのかという心配も正直なところありましたが、いざ戦ってみるとウチともう1台のシビックで優勝争いを出来ました。
やはりFD2型シビックタイプRとして、元々の設計が良かったということが実証されたと思います。
特にエンジンはホンダのものは壊れることが無いので自信のあった部分ですが、24時間レースで好成績をおさめたことが性能の良さの証になりましたね。
 
−FD2型シビック、2年目の戦いに向けては?
 
古橋選手 :
去年はブレーキなどもノーマルのままで走って2位を獲得していますが、今年は去年の参戦データも活かして大きく進化します。
私はこれまで十勝24時間に第1回から参戦していますが、優勝した経験が無いんですよ。2位とか3位とか惜しかったことは何回もあったのですが。
ですから今年はぜひ勝ちたいですね。
 
−十勝24時間レースの魅力とは?
 
古橋選手 :
15回目ともなると、もう"惰性"で参戦を続けているような気もするかな!?(笑)。
私は十勝への参戦を止めようと思ったことはこれまで一度もありませんでした。チームのみんなもそれは同じで、十勝にだけは絶対に出たいと言われてきましたし。
やはり耐久レースなんだから長い方が面白いですし、特に夜のレースは魅力がありますよね。
もっとも、昔は自分自身のペース配分も考えずにドライバーとして乗っているときはもちろん、チームを動かすために一睡もしませんでした。
最近では歳もとったことですし、周りのみんなにお任せして休むようになりましたが(笑)。
 
【Yuzuru Furuhashi TOKACHI 24Hours Result History】
大会
総合順位
クラス順位
周回数
車 両 名 称
第1回
(1994年)
16位
class 3
4位
857
BPビスコベータアンクルシビック
(ホンダシビック)
第2回
(1995年)
15位
class 4
5位
562
BPビスコベータアンクルシビック
(ホンダシビック)
第3回
(1996年)
24位
class 4
12位
487
BP ADVAN CIVIC
(ホンダシビック)
第4回
(1997年)
19位
class 3
5位
508
BP ADVAN INTEGRA
(ホンダインテグラ)
第5回
(1998年)
11位
class 3
4位
546
BP・ADVAN・INTEGRA
(ホンダインテグラ)
第6回
(1999年)
14位
Gr.N+ class
4位
540
BP ADVAN INTEGRA
(ホンダインテグラ)
第7回
(2000年)
19位
Gr.N+ class
4位
559
BP. ADVAN. INTEGRA
(ホンダインテグラ)
第8回
(2001年)
13位
ST1 class
3位
577
BP・ADVAN・NSX
(ホンダNSX)
第9回
(2002年)
25位
ST3 class
4位
389
BP・ADVAN・NSX
(ホンダNSX)
第10回
(2003年)
15位
ST3 class
3位
863
BP ADVAN NSX
(ホンダNSX)
第11回
(2004年)
18位
ST3 class
3位
867
BP ADVAN NSX
(ホンダNSX)
第12回
(2005年)
24位
ST3 class
7位
852
BP ADVAN NSX
(ホンダNSX)
第13回
(2006年)
20位
ST3 class
5位
818
BP ADVAN NSX
(ホンダNSX)
第14回
(2007年)
13位
ST4 class
2位
552
Honda Access ADVAN CIVIC
(ホンダシビック)
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