= スーパー耐久シリーズのクラス区分 =
※ご紹介する中で、十勝24時間に参加しないクラス/車両が生じる場合もあります※
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■ST-1クラス [排気量3500cc以上]
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シリーズのトップクラスとして注目されるST-1は、近年にない話題性に満ちている。
近年このクラスの主勢力となっているポルシェこそ多数派であることに変わりないものの、日産フェアレディZは2台に参加台数が増え、しかもエンジンは新たに特認された3800cc仕様にスイッチされた。
またBMW Z4クーペが新たに参戦。レースのために作られたコンプリートキットカーの参戦は、スーパー耐久の将来を占う上でも重要な意味を持つ一台である
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日産フェアレディZ
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今季から排気量3800ccエンジンの搭載が特認されて大幅に戦闘力を向上させたフェアレディZ。開幕から二連勝、そのいずれもがポール・トゥ・ウィンという結果を見れば、その強さは一目瞭然。十勝では信頼性が試されることになる。
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ポルシェ911 GT3
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2003年の十勝24時間での初優勝以来、実に27連勝を飾ったポルシェ911。しかし今季は未だに優勝を手中におさめていない。十勝では蓄積されたノウハウと、定評ある信頼性・安定性を武器に今季初優勝を飾りたいところ。
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BMW Z4 COUPE
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注目のニューフェイスがBMW Z4。ペトロナス・カラーをまとい、名門シフトがメンテナンスを担当するマシンは、着々とその速さを磨いてきている。最大の関心事である"初優勝"が十勝の舞台で成し遂げられるのか最も注目を集める一台。
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■ST-2クラス [排気量2001cc〜3500ccの4輪駆動車]
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CT9A型三菱ランサーエボリューション、GDB型スバルインプレッサともに最終モデルでのシーズンを迎えている2007年。
これまではディフェンディングチャンピオンであるランサーが開幕二連勝を果たしているが、インプレッサの巻き返しにも期待が高まるところ。
また昨年初参戦を果たしたランサーエボリューションワゴンも参戦、今季は速さを見せているだけにこちらもワゴンボディ初の優勝を飾るかが注目の的。
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三菱ランサー・エボリューション
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'07年開幕戦では史上初めてST-2クラスとして総合優勝を飾ったランサーエボリューション。ここまで隙の無い戦いぶりを見せているだけに、昨年に引き続き十勝を制して一気にシリーズ争いでリードを拡げることが出来るのかが注目点。
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スバルインプレッサ
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今季これまで1台の参戦とやや寂しい状況だが、シリーズ2位につけているインプレッサ。タイヤをミシュランにスイッチしたPROVA、'04年と'05年に十勝二連覇を飾っているだけに反撃の狼煙を十勝からあげたいところ。
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三菱ランサー・エボリューション・ワゴン
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世界的にも特異な存在となっているステーションワゴンのレーシングカーが今年も十勝に参戦する。
昨年走ったマシンは一層のブラッシュアップを果たし、体制を新たにして上位進出を目指すことになる。
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■ST-3クラス [排気量2001cc〜3500ccの2輪駆動車]
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いま、最もスーパー耐久で"熱いクラス"がST-3クラス。
車種的な主力は日産フェアレディZとなったものの、マツダRX-7やホンダNSXといった国産勢、そしてBMW
M3が加わり、スポーツカー同士の激しいバトルが展開されている。
このクラスには十勝ならではの"大物助っ人ドライバー"も参戦、その顔ぶれと戦いぶりもファン必見。
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日産フェアレディZ
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'04年以降、十勝では三連勝を挙げているフェアレディZ。当然優勝候補の筆頭であることは間違いないが、Z勢同士の戦いも激しさを増している。十勝ではまさしく"チームの総合力"が問われるだけに、各チームの戦いぶりに期待したい。
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マツダRX-7
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速さでは文句無しのRX-7、今季も開幕からポールポジションを独占する韋駄天ぶりを見せつけている。
台数的には減少傾向にあるものの戦闘力はまだまだ一級品、十勝で久々の優勝なるかロータリーファン必見の存在。
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BMW M3
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コンスタントな速さに定評あるBMW M3。台数も増えており、十勝では有力な"助っ人ドライバー"の参戦も話題のひとつ。第2戦鈴鹿で'05年開幕戦以来となる優勝を飾っただけに、その実力を十勝でも遺憾なく発揮してほしいところ。
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ホンダNSX
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低く構えたシルエットがコース上でも高い存在感を見せているホンダNSX。素性のよさは今更語るまでも無い国産最高峰スポーツカー、ベース車両の高い完成度が如実に反映されるスーパー耐久だけに十勝での活躍も期待される。
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■ST-4クラス [排気量2000cc以下]
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ホンダインテグラが主力を形成するものの、遂に新世代のタイプR「ホンダシビックTYPE-R」が参戦を開始した。
注目のデビュー戦、雨の仙台では見事なデビューウィン。まだまだ開発途上と言われるだけに、鈴鹿から十勝までのインターバル中にどれほど戦闘力を高めてくるのかも気になるところである。
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ホンダインテグラ
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観る側にとって最も身近なスポーツカーであるインテグラ・タイプRはST-4クラスの主力マシン。振り返れば'01年のDC5型デビュー戦は十勝、堂々のワン・ツー・フィニッシュは総合でも3位&4位という歴史に残るものだった。
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ホンダシビック
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4ドアセダンボディで登場した新たなタイプRがシビック・TYPE-R。インテグラと比べて重量面のハンディがあるが、開幕戦では見事なデビューウィン。十勝では信頼性やマシンバランスなどの総合力が試されることになる。
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■ST-Sportsクラス [排気量2200cc以下の2座席車両]
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昨年新たに設けられたST-Sクラスは、2座席マシンが属する。今季は上限排気量が2200ccに改められ、マイナーチェンジを受けた後期型ホンダS2000も参戦出来るようになった。
しかし残念ながら参加者はなかなか集まらず、第2戦鈴鹿では1台のみの参戦だったためにST-3クラスに編入された。
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ホンダS2000
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日本では数少なくなってしまったFR2シーターの本格スポーツカー。一時はスーパー耐久でも一大勢力を形成していたが、現在は参加台数が減少。今季は鈴鹿に1台が参戦したものの、ST-3クラスに編入される結果となった。
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= 十勝24時間レース・オリジナルクラス =
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■24Hours
Specialクラス
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十勝24時間レースはスーパー耐久シリーズの一戦であると同時に、国際格式級の24時間レースとして独自のクラスカテゴリーを設けている。
今季は「24Hours Specialクラス」が3つ設けられ、地球環境を考慮したパワーソースを搭載するTP-1クラス、世界の24時間レースと交流するTP-2、そして参加型24時間レースとして長年設けられてきているTP-3クラスとなった。
また、初年度から設けられてるGTクラスも継続。
昨年はハイブリッドカーレーシング旋風が十勝から巻き起こったが、今年は史上初めて海外からの遠征組が、これまた史上初となるディーゼルエンジン車で参戦する。
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[TP-1]
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TP-1はハイブリッド、ディーゼル、バイオ燃料など環境に優しいと言われる車をベースにしたレーシングマシンが属するクラス。昨年は24時間レースとして初めてハイブリッドカーが参戦、モータースポーツ新時代の幕開けとなった。
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[TP-2]
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世界の24時間レースを戦うマシンが参戦できるTP-2。国際ツーリングカーGr.N/A規定やドバイ24時間レース規定と同一とされ、ドバイやニュルブルクリンク24時間に参戦するマシンが十勝にも出場できるようにされている。
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[TP-3]
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"参加型24時間レース"である十勝を象徴するのがTP-3クラス。長時間レースゆえに他のクラスは安全燃料タンクの装着が義務づけられるが、このクラスは標準タンクで参加可能。スプリント仕様のマシンで24時間レースを楽しめる。
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= GTグループ = |
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[J-Super GT/FIA GT/LeMans GT1・GT2]
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十勝24時間にはGT車両の参戦クラスも設けられている。国内で高い人気を誇るSUPER
GTはもちろん、国際レースを戦うFIA GTや、伝統のル・マン24時間に参戦するGT車両などが対象とされている。
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