第13回 十勝24時間レース =AUTOBACSファンファンデー= 第13回 十勝24時間レース =AUTOBACSファンファンデー= 第13回 十勝24時間レース =AUTOBACSファンファンデー=
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◆Driver Interview◆
= 24時間レース三連覇を目指すインプレッサ =
Driver : 吉田寿博 選手 (PROVA RACING DIVISION)
「第13回 十勝24時間レース =AUTOBACSファンファンデー=」で、最も多くの参加台数を集めたクラスがスーパー耐久「STクラス2」。
このクラスはWRC代理戦争とも称され、スバルインプレッサと三菱ランサーが激しく鎬を削り合っています。
中でもPROVA RACING DIVISIONは24時間レースで強さを見せ、昨年そして一昨年とクラス優勝。今回も3年連続優勝を目指しての戦いが始まろうとしています。
-昨年、一昨年と十勝2連勝、その強さの秘密は?
 
吉田選手 :
ドライバー全員が同じ方向を見て、とにかくゴールを目指して走っているということに尽きるような気がします。
ゴールするために、全員が最後までクルマを労りながら走っているんです。
 
去年も一見ノートラブルにようですが、実際にはマシントラブルはありました。
でも、全員の努力でトラブルを拡げないようにして致命傷にしませんでした。ドライバーという"人種"はどうしても速く走りたいものですが、「結果をきちんと残す」というスタンスでやっているので、2年連続で勝てたと思います。
 
 
-今年のシーズン、開幕2戦を振り返ってみると?
 
吉田選手 :
本来は開幕で新車を投入してプッシュして行こうと思っていたのですが、開幕戦のアクシデントでそれが叶わなくなって、多少"守り"に入っている部分もあるかもしれません。
そんな中でも、少しでも上の順位を獲得しようと頑張ってきました。
十勝以降、後半戦で新車を投入する予定ですが、そうすれば徹底的に攻めていきたいですね。マシンのレベルも自分自身のレベルも上げることで、ランサーに対していい戦いを挑めると思います。
-昨年も十勝の優勝から一気にチャンピオン獲得に至りましたが。
 
吉田選手 :
そうですね(笑)。
でも、正直なところ、ランサーの方が現状では"速さ"があると思います。
そうなると、僕たちは如何にドライバーやメカニックのミスを無くして、削れるところを削っていくか。
細かい積み重ねで結果につなげていくことが求められます。
これまでは、ライバルがドタバタしてくれたために僕たちがチャンピオンになったこともありました。
今はクルマを速くして、ランサーにきちんと対峙できるようにしなければ、と思っています。
 
 
-シリーズが全7戦になった今季、十勝の重要性は高まったのでは?
 
吉田選手 :
ポイントが大きい十勝24時間が、今まで以上に重要になったと思います。
とにかく十勝は中谷さんたち(オーリンズランサーEVO IX)が一位にならないように、僕たちを含めて3台参戦するインプレッサのどれかが優勝することが絶対条件。
もちろん僕たちも優勝を狙いますが、もし僕たちがコケても次のインプレッサが出てきて、それがコケても3台目が出てきて、トップは常にインプレッサというのが理想ですね。
-十勝スピードウェイの印象は?
 
吉田選手 :
フラットなので、コーナーを錯覚してしまうことがありますね。
コーナーの飛び込み速度がちょっと違うだけで、ラップタイムが大きく変わってしまうコースでもあります。
比較的単調なためか、自分の器の中で走り方を決めてしまい「ここでブレーキ」、「ここでコーナーリング」とやって、最終的に行き詰まってしまいがちなコースです。フラットなためか、どうしても同じようなドライビングをしたくなるんです。そうではなくて、マシンの性能をきちんと使い切る走りをすることが大切ですね。
 
夜間はニュルブルクリンクと比べると、明るくてとても走りやすいですね。ウチのマシンなどは、補助灯を装着しないくらいです。
ただ、慣れないうちはコンパクトな走りになってタイムをロスしてしまうケースが多いです。きちんとコース幅を目一杯使うことが必要ですね。
あと、夕方から夜にかけては、走っていると美味しそうな匂いがプンプンしてくるんですよ。このあたりは十勝24時間らしいところですね。
 
 
-そんな十勝、インプレッサは相性が良いみたいですが・・・。
 
吉田選手 :
インプレッサは現行GDB型もデビュー以来着実に進化してきています。
最も進化の幅が大きかったのはCタイプになったときで、あの時は「ランサーと同じポテンシャルになった」と実感しましたね。
今年は観戦されるお客さんには申し訳ないのですが、雨が降ってくれればいいのになぁ、なんて思います。
インプレッサは車両のバランスが良いので雨には圧倒的に強い。雨が降ったらタイヤはレインに変えますが、特にマシンのセッティングは変更しません。つまりインプレッサに「雨セッティング」は存在しないんです。この辺もシンメトリカルAWDの強みでしょうね。
もし24時間がずっと雨だったとしたら、ドライバーもメカニックもミスしないで行ければ、最終的には総合優勝にも手が届くかもしれませんね。
-「こんなところを見てほしい」というポイントはありますか?
 
吉田選手 :
観戦に来られる皆さんは、まずドライバーがどのくらいの時間乗っているかを見てみると面白いと思います。
僕たちはほぼガス欠まで走ってピットインするので、燃料搭載量である95リットルとコース距離3.4km、そして周回数を計算すれば、おおよその燃費がわかりますよね。
これをドライバー毎に比べると、違いも出たりするので面白いですよ。「あぁ〜、●×選手はタイムもいいけど燃費もいいな」とか「■▲選手はタイムはいいけれど燃費は悪いなぁ」とかね。
 
燃費という面では、僕たちの「燃費走法」も見てほしいですね。
ガソリンスタンド裏のバックストレートなんか、「ぶぉーーーん」という感じで、ちょっとイライラするくらいにノンビリ加速しています。
実はレース中、コンスタントに走っている時は4-5-6速、場合によっては5速と6速しか使っていないんですよ!
レースっていうと高回転で引っ張ると雰囲気が出ますが・・・、まぁ結果が全てですから。

それから注目はピット作業。
ピットで作業のために停車している時間を計って、他のチームと比べてみると、面白い発見があるんじゃないかな。
-最後にこのサイトをご覧のファンの皆さんにメッセージを。
 
吉田選手 :
頼もしい助っ人ドライバーも加わって、2台それぞれに4人ずつ、磐石のドライバー陣を構築することが出来ました。

目標は3台のインプレッサでの表彰台独占!です。
その中で僕たちは、去年よりもポテンシャルが上がる要素がいくつもあるので、普通に走ってもタイムが上がっちゃうっていう感じ!?。


あと、最後に折角だからひとつだけ秘密を教えちゃいましょう。

実は既に十勝24時間のシミュレーションを富士スピードウェイで行なって、かなり良い手応えを掴んでいます。
気温などの違いがあるにせよ、相当にコンスタントラップタイムを上げることが出来ました。十勝になるともっと気温が下がるので、よりタイムは上がるのではないかと期待しています。


とにかく目指すはインプレッサの表彰台独占!
北海道はもちろん、全国のスバルファンの皆さん、応援宜しくお願いします。
■関連リンク
  PROVA >> http://www.jprova.co.jp/
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