第13回 十勝24時間レース =AUTOBACSファンファンデー= 第13回 十勝24時間レース =AUTOBACSファンファンデー= 第13回 十勝24時間レース =AUTOBACSファンファンデー=
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スーパー耐久シリーズとは?
スーパー耐久シリーズが産声をあげたのは1991年。十勝スピードウェイがオープンする2年ほど前のことである。
当時の名称は「N1耐久ラウンドシリーズ」。シリーズは時々の情勢変化に対応しながらその名を変えて、現在のスーパー耐久シリーズへと発展してきている。

モータースポーツの世界で登録ナンバーのつかない競技車両のうち、最も改造範囲を制限されているのが「N1車両」。
ロールケージなどの安全装備追加が主で、エンジンなどは基本的に市販車と同一。このN1規定の競技は全国のサーキットで独自にシリーズ戦が行なわれていたが、その最高峰的な位置づけとして「N1耐久ラウンドシリーズ」が発足した。

開催当初からシンボリックなイベントとして行なわれたのが、筑波サーキットでのナイター耐久。9時間、のちの12時間という長丁場を走る夏の祭典として高い人気を博した。
1993年に十勝スピードウェイがオープン。その年は6月に400kmの戦いがN1耐久ラウンドシリーズの第5戦として開催された。
 
そして翌1994年、第1回十勝24時間レース開催。同年は十勝の次に筑波でのシリーズ戦が組まれていたが、筑波でのN1耐久シリーズはこの年が最後となった。
よって、名実共に十勝24時間レースはN1耐久ラウンドシリーズを代表する国内唯一の24時間耐久レースとしてその名を広め、「真夏の北の祭典」として定着していく。
 
シリーズは年を重ねる毎に発展、格上のカテゴリーにも参戦するトップドライバーもエントリーリストに名を連ねるようになった。
また、技術進化に伴い、マシンの性能も大幅に向上。そこで、エアロパーツやオイルクーラーの装着自由化図られ、シリーズ名称も「スーパーN1耐久シリーズ(1996年)」、そして「スーパー耐久シリーズ(1997年〜)」と変貌を遂げた。
スーパー耐久シリーズの特徴は、何と言っても見どころのバラエティに富んでいる点である。

まず参加車種について言えば、世界にその名を轟かせるポルシェから、身近なリアルスポーツであるインテグラまで、幅広い車種が参戦。ラリーで覇を競い合うランサーとインプレッサ対決や、NSX、RX-7といったピュア・ジャパニーズ・スポーツの奮戦ぶりも注目である。
 
そして参加チームとドライバーについても、これまた多種多彩。
SUPER GTや海外でも輝かしい戦績を残すトップクラスのドライバーから、経験豊富なベテラン選手、将来を有望される若手、そして地区戦などで活躍するアマチュアレーサーまで、色々な選手が同じ土俵で競い合う。
チームもワークスに近い陣容のところから、スタッフみんなが手弁当で集まっているプライベーターまでさまざま。

こうした多彩な顔ぶれがサーキットに集い、「勝利」という共通のひとつの目的に向けて奮戦するスーパー耐久シリーズ、それはモータースポーツであると同時に「人間ドラマ」でもある。
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