ある意味で、史上最も記憶に残っている人が多いであろう第9回大会。
例年通りに午後3時にスタートが切られた24時間の大会は、28台のマシンが順調にコースを周回して日暮れを迎える。
　
しかし、サーキットは闇と同時に、何とも言えない蒸し暑さに包まれていった。
　
徐々にコース上に立ち込め始めた"霧"。前年は全く霧は発生しなかったのだが、この年は時間が経つに連れて視界は"真っ白"になっていってしまう。
　
そして午前2時前、遂に視界不良のためレースは中断となってしまう。
夜明けを待ち、再びスタートが切られたのは午前7時。

決勝は最終的に中断をはさんだ前後2パート制となり、両パートの合算周回数で順位を決することになる。
　
戦いを制したのはGTクラスの「PCJロデオドライブ910ポルシェ」。
また、スーパー耐久クラスでは「エンドレスアドバンGT-R」が制して、この年のシリーズチャンピオン獲得に大きな弾みをつけることとなった。

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