残念ながら参加台数が30台を下回ってしまった第5回大会であったが、3台のGTクラスマシンがトップ争いを演じた。
　
結果的に2台のポルシェを振り切り、2番手に23周の大差をつけて独走で総合優勝を飾ったのは「POWER CRAFT SUPRA」。
　
そして注目すべきはスーパー耐久クラスの戦いだった。
常識的に考えればスーパー耐久クラスでトップに立つであろうと目されたのは2台が参加した日産スカイラインGT-R。
しかし共にトラブルに襲われ、クラス2の三菱ランサーも含めてターボエンジン勢が後退。
　
そんなトラブルに苦しまされる上位クラスのマシンを尻目に、着実に周回を重ねていったのはクラス4のホンダシビック。
「ギャザズ・ドライダー・シビック」は3台のGTマシンに続いてチェッカードフラッグを受け、堂々のスーパー耐久クラストップ、総合でも4番手を獲得するという快挙をなし遂げた。

ちなみに2006年6月の時点で、スーパー耐久シリーズにおいてクラス1(STクラス1)以外のクラスに属するマシンがトップでフィニッシュしたことは、この第5回十勝24時間レース以降は皆無である。

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