TOP
インタビュールーム
大会概要 タイムスケジュール エントリーリスト リザルト&公式通知
チケットインフォメーション 24時間レースヒストリー スーパー耐久インフォメーション アクセスガイド
BACK
 
−「競技長」とは、どのような仕事ですか?
中 村 『競技長とは、大会の競技に関して全責任を持ち、尚且つ絶対的な権限をもっています。
そのために、競技全てに精通していなければなりません。
レース中は全ての競技運営役員をコントロールし、ドライバーも含めた全ての参加者に対して安全かつ公平な指示、判断、指導をする立場です』
 
−これまでの十勝24時間で、思い出に残っていることは?
中 村 『まず第一に、第1回で発生した計時システムのトラブルですね。
また競技では激しいデットヒートが続き、最後の30分で決着が着いたこともありましたが、これも記憶に残っています。
あとは、"もや"が長い時間発生して1時間強セーフティカーでコースを周回させたことも記憶に残っています』
 
−十勝24時間レースの「面白さ」は何だと思いますか?
中 村 『十勝24時間の面白さは、長丁場ゆえにレース中の気象条件が刻々と変化して、予測できないことが起きる可能性が高い点でしょう。
また、ドライバーもさまざまで24時間中一時も気を緩めることが出来ませんし、チーム全体のチームワークが勝敗の70%を占めていると思います。
チームワークという点では、ピット作業が最も見ものですね』
 
−十勝24時間レースで一番「大変なこと」は何ですか?
中 村 『それは、長時間安全を最優先して全体をコントロールしなければならない事に尽きます。特に朝方4時頃からオフィシャル、参加者、ドライバーの疲労がピークに達しますので、気が抜けません。
また、明け方には十勝特有の海からの朝もやが立ち込める事が多く、セーフティカー導入などの判断に苦慮します。
オフィシャルの生活健康状態も常に把握していなければなりませんし、何か起こったらより良い判断が要求されますから大変ですね』
 
−競技長おすすめの観戦方法を教えてください。
中 村 『レースの展開として、まずはスタートからナイトセッションまでの位置争いが面白いです。
そしてナイトセッションのスピードとブレーキローターの赤く焼けた色が刺激的で、これは十勝でしか味わえません。
朝方のサーキット全体の雰囲気も独特ですし、ラスト3時間のチェッカーに向けた総力をかけたバトルと見どころは多いですね』
 
−参戦するチームの皆さんに、一言お願いします。
中 村 『今年もオフィシャル全員でサポートしますので、安全で見応えのあるレースを期待しています。
ゴールではサーキットにいる全員が感動するレースを見せて下さい』
↑とんがり屋根が特徴的な十勝スピードウェイのコントロールタワー。この4階に「管制室」があり、競技長は24時間ここでレースを見守る。
「管制室」にはコース各ポジションのオフィシャルからの無線情報や、コース沿いに設けられたカメラからの映像が集まってくる。
↑夜になると、特に安全管理に全神経を集中する。十勝特有の"もや"の発生によるセーフティカー導入も競技長の専任決定事項だ。
↑昨年の第9回大会では、夜半から明け方にかけて5時間にわたって濃い"もや"の影響でレースは中断された。
先に記したセーフティカーの導入や赤旗中断、レース終了のチェッカー提示など競技長がレースにおいて担う判断事項が多い。
※ 文中敬称略 ※
CopyRight(C) 2003 INTERLAND Co,Ltd / office North-Star All Rights Reserved